- じょうざ
- I
じょうざ【上座】※一※〔古くは「しょうざ」〕上位の座席。 また, その座に着くこと。 上席。 かみざ。⇔ 下座「己れ背(ハイ)に立ち~す/花柳春話(純一郎)」※二※〔仏〕(1)10年以上修行を積んだ僧。 教団の長老。(2)三綱の一。 年長・有徳の者で, 寺内の僧侶を監督し, 寺務を統括する僧。(3)禅宗で, 修行僧の上位にある者に対する敬称。 また, 相手の僧に対する敬称。(4)曹洞宗の僧階の一。 出家得度し, 入衆(ニツシユ)したが, まだ安居(アンゴ)の首座となっていない者。(5)「聖僧(シヨウソウ){(2)}」に同じ。IIじょうざ【仗座】⇒ 陣(ジン)の座IIIじょうざ【定座・定坐】(1)〔仏〕 禅定に入るためにすわること。 座禅。(2)連句で, 四季の景物を代表する月・花の句を出すべき定まった位置。 例えば歌仙(三六句)の場合, 月の定座は初表五句目・同裏八(のち七)句目・名残表一一句目, 花の定座は初裏一一句目・名残裏五句目。IVじょうざ【常座】能舞台の, シテ柱右前方の場所。 シテが演技の初めと終わりに立つ位置。 また, 登場人物が舞台に出て, 立ち止まり, 名乗りをあげる定位置。 名乗り座。 シテ座。→ 能舞台
Japanese explanatory dictionaries. 2013.